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Sugar Babe 13

「王様、離してください」

俺は残っている理性を総動員してチャンミンの腕を離そうと努力した。

「嫌だ。僕は伝えたよ。ユンホが好きだ。

僕は....変な輩に襲われるのは慣れているけれど、それでも今日みたいにのしかかられたのは初めてで

その時にユンホを想ったよ。こんな輩に触られて、どうしてユンホに触れてもらえないの、って。

悔しかったから風呂に呼んだ。」

ああ、もう、だめだ。

王様なのに。お仕えする大切な方なのに。

俺はチャンミン王を引きはがさなければいけないのに、そのまま抱きしめて唇を塞いだ。

これ以上の告白は俺の心臓が持たない。

ただ、ずっとずっと心の奥底にしまっていた気持ちが引き出され晒された。

全てを持っている、女官はみな王の女人で、兵から何からすべて王のモノであるのに

その王が俺の腕の中にいる。

くらくらとした。

俺は湯を出て、腰かけに座り込み、荒い息を整えた。

竿にかけてあった衣を羽織り、王の衣をチャンミンに着せかけた。

そしてくるんで抱き上げると王の寝所へ歩いて行った。

湯殿を出た女官が驚いて「御医をよびましょうか」と俺に尋ねる。

俺は「王様は湯あたりのようだから今日は早めにお休みになる。

寝る前のお茶をおもちしてくれ」と女官に頼んだ。

女官は後ろにさがると茶と湯冷ましをもって俺に続いた。

俺はチャンミンを寝台に横たえ、そのまま肩を支えて湯冷ましを捧げ持った。

チャンミン王は女官に「下がってよい」といって俺に湯冷ましを飲ませるよう、指示した。

女官が下がると、俺は湯冷ましをもって、そっとチャンミンに飲ませた。

チャンミンは俺を引き倒し、俺の上に倒れこんできた。

そっと頭を撫でると髪に手櫛をとおし、そのまま、引き寄せて口づけた。

もう、ダメだ。

ブレーキが外れてしまった俺の心はチャンミンが男であること、王であることをすべて

どこかで振り捨ててしまったかのように、ひたすら求めた。
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