FC2ブログ

Crimson Saga 70

「ヒチョル所長は僕らの味方なんですね」

ビデオメッセージをチャンミンにみせるとチャンミンは静かにそういった。

「僕はまだ、ユノが身内、という言葉にうけたショックから立ち直っていないですが、

これは僕らだけの問題です。しばらくその件については横に置いておきましょう」

まあ、とりあえずは種の再生をどうするか、ってことで。

それに関して邪魔が入るってことだけは確かだ。

DNAは遺伝子研究所に提出して、それが使われる前に研究所に火災を起こした。

ってことは相変わらずチャンミンは狙われるってことだ。

シャヴァーニから追いかけてきたやつらの素性も気になる。

マダムガーラがうまいこと智慧を貸してくれるといいんだが。

ダイニングにいくとスヴェッソンがテプンのパーツを交換している。

「俺が被った人工皮膚、こいつのほうがよくない?」

メカニカルな姿にもどったシャヴァーニがテプンを振り向かせた。

うまくかぶせてあるのだろう。テプンはロボットにはあまり見えなくなった。

ついでにジャンプスーツも着せるとすっかりテプンはイケメン人型アンドロイドになった。

まあ、まさかのロボットであるとは見えない。

「金髪のウィッグでもさがしてやるか」

俺が笑うとテプンは頭を下げて「人間のようにみえますか?マスター」と言った。

まあ、声が合成ロボット音声だからまるきり人間にはなれない感じだけれど。

「俺なんて人工声帯だからテプンとたいして変わらないですよ」スヴェッソンがそういってテプンを

ぽんと肩をたたいた。

それをみていたチャンミンがふんわりとわらった。

「本当に皆さん、ありがとうございます。そして巻き込んでしまってすみません」

そういうと頭を下げた。

テプンは首をかしげて「私はガレージパークでスクラップのままロボットの寿命をむかえるはずだったのに

マスターに出会って使命をあたえていただけたのでチャンミン王子様には感謝しております」

と答えた。俺もおなじ気持ちだ。

チャンミンと出会わなければこんなに生きてると実感することもなかった。

なによりこんなに愛おしい気持ちを感じることもなかった。

これはどんなことがあっても護りたい気持ちだ。

まずはマダムガーラに相談しよう。すべてはそれから。

ロックが「あと3日もすればカンティーナにつきますよ。」と航路レーダーを見ながら言った。

宇宙元老院、銀河警察、ガレージパーク、遺伝子研究所、そしてカンティーナ。

いろんな言葉が俺のあたまのなかでぐるぐると周り、気が付けば俺は眠りに落ちていた。
-------------------------------

オハナシの励みになります。ぽちっとクリックをしていただけると嬉しいです。

にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村
関連記事
スポンサーサイト



Comment

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

  • あーちゃん
  • URL
Re: こんばんは^^*

>えむさま
まさかの血縁関係ですが....いとこ同士って結婚できるんでしたよね。
ぐだぐだしながらも二人の出会いから思いを変えることはできないので
二人の幸せに向かってしっかりと準備をしてハッピーエンドにつながる
戦いをしていきたいな、と思います。

いつもお話をよんでくださり、あたたかいコメントをくださりありがとうございます。

Leave a Reply





管理者にだけ表示を許可する