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Chocolate Game 19

その日はちょうど、ゼミの飲み会があった。

ゼミで一緒の留学生でカレンという子がいる。

いつも明るくはきはきとしゃべる女の子で、ゼミの連中からはいつも憧れのまなざしを向けられていた。

僕からすると美人で頭もいいけれど、すこしはきはきしすぎていて、僕と会話のペースが食い違う

そんなタイプの女の子だった。

そんなカレンが飲み会の席で隣になった。

「シム君、最近学内で噂になってるよね」

急にカレンはそんな話をしてきた。

「あのアプリストアで人気のゲームの主人公に似てるっていわれてるみたいだね」

あー、その話か。まあ、最近少しは慣れてきたけれど。

「でさ?あのチョンユンホと知り合いってことでしょ?

ってことはシム君のそばに居ればお知り合いになれるってことよね」

まさかの展開。まあカレンは肉食系女子だもんね。

僕のことはまったく眼中にないのはわかってたけど、ちょっとだけがっかりした。

それは僕自身が有名人になったような気持になっていたから、かもしれない。

「チョンユンホ、紹介してね」

僕は携帯をひったくられると無理やり連絡先の交換をさせられた。

周りの男子からは羨望のまなざしをうけ、でも実は内容はユンホさんという将を射るための

僕は馬ってことだから。

それからというもの、ちょいちょいカレンからの連絡がくるようになった。

「今日はどうしてる」とか

「SNS開設したから」とか

「ゼミの宿題がどーの」とか

まあ大半はどうでもいいことで。

だって彼女の狙いはユンホさんだから。

僕だってユンホさんが忙しくてしばらく逢えてないのに。

そんな気持ちをもちつつも当り障りのない返信を心がけていた。

そんなある日。やっとユンホさんに会える時間が取れた。

「久しぶりにどっか行こう」

ユンホさんがまた迎えに来てくれることになった。

そして僕はカレンの肉食ぶりに圧倒されることになる。
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