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Crimson Saga 6

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買い物が終わり、ポッドに戻ると、ロックとスヴェッソンはそれぞれの作業をして

操縦席のメンテナンスなんかをしていた。

俺は買ってきた荷物をコンテナに運ぶと、チャンミンを飯に連れ出した。

これから半月、上手くやりたいしな。

馴染みの店にチャンミンを連れていくと、チャンミンは喜んだ。

「よかった。この星でおいしいところって僕しらなかったので。」

席について料理を頼んで、ついでにビールも頼んで向かい合わせに座った。

チャンミンはよく食って、よく飲んだ。

食料、もう半分多めに買った方がいいかもな。

俺がそういうと、チャンミンは笑って、「ああ、そうかもしれません。僕エネルギー効率、

悪いんですよ」といった。

そういえばゆったりした服の下でよくわからないが、背の高さは俺と同じくらいだけれど、

体躯は俺ほどではない感じだ。

「今まで、どんなふうにして過ごしてきたんだ?」聞くともなしに俺はきいた。

チャンミンは食べる手を止めて、ふっと笑い「いろいろ、でしたよ。いい時も悪い時も。

僕がこんななのでお尋ね者のような扱いをされたこともあるし、めっちゃ探されたときも

あります。

逃げたかったけれど、逃げるわけにもいかないし。まあ、自分の職責を果たすだけです。」

なんか...大変そうだな。

そういうとチャンミンは「そんなことありませんよ。それなりに楽しんで生きてます。」

「その....シャヴァーニにはなんで行くんだ?聞いてもいいなら教えてくれ」

「要するに、遺伝子です。僕の遺伝子を使って種族の再生をする、ということです。」

こともなげに言った。

え??それってクローンってことか?

「正確に言うとちょっと違います。僕らの種族に一番近い幹細胞を増殖させて、それに僕の

DNA塩基を組み込むんです。

まったく一緒になっても困るので、僕のDNA塩基と一番近い形で少しずつ変えて。

何人かテストして大丈夫であれば増やしていくようです。」

まあ、種馬みたいになるのは仕方ないのか。

横顔がちょっと寂しそうで、何とも言えない気持ちになった。

抱えてるもんが大きすぎるよな。

「ねえ、ユノはどうしてこの仕事をしているんですか?」

逆に俺が質問された。

「飛ぶのが好きだから、かな。」

シンプルな答え。

まあ、ここまで来るのにも俺は俺で紆余曲折はあったけれどな。

そういうとチャンミンは目を輝かせて「ユノの話を聞きたいです」そういって

両手を顔の前で組んで、じっと俺を見つめた。

あれ?いつのまにかユノと自然に呼んでくれている。

俺はギャラクシーコークをすすりながら話し出した。


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Comment

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  • あーちゃん
  • URL
Re: タイトルなし

>takaエムさま
コメントありがとうございます。
無事に届いてよかったです。
オハナシを書くのにやっぱり楽しめないとだめだなぁ、と思って最近は少しずつ書き溜めています。
なかなか先に進まない感じではありますがそのもどかしさをかかえつつ頑張っていこうかなと思っています。
今回のタイトルは曲からいただきましたけれど、大体はそのときそのときに浮かぶ言葉にイメージされてお話が浮かびます。
のんびりお付き合い出来れば幸いです。よろしくお願いいたします。

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