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Crimson Saga 4

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酒場をでて、とりあえず俺の船に向かう。

ロックとスヴェッソンは買い物に行った。

俺はシム・チャンミンを連れてドックに入った。

「僕のことはチャンミン、と呼び捨てにしてください。」というので

「わかった、じゃあ俺のことはユノって呼べよ」

と、いって案内し、船のハッチをくぐると、チャンミンは物珍しそうにきょろきょろとした。

「まあ、決して外見は新しくてかっこいい船じゃねぇけど、速度は速いぜ。

多分、シャヴァーニまで、半月もかからねーと思う。

貨物ってわけにはいかねーから、俺らのクルーってことにしておく。

幸いにしてベッドも部屋ももう一人分、あるんでな。」

チャンミンは困ったようなうれしいような顔をしている。

「ありがとうございます。けれど、ほんと、貨物でいいんです」

「なんか理由があんだな。話してもらおうか」

チャンミンにテーブルの椅子をすすめ、ギャラクシーコークを渡した。

コークの蓋をねじって開けて一口飲んで、チャンミンは口を開いた。

「僕はグリーンスカー出身です。」

幻の惑星と言われるグリーンスカーか。

確かあそこの個体ってもう絶滅した、って言われてなかったっけ?

「僕はその最後の生き残り、というか、種族の長というか。

簡単に言えば、グリーンスカー再生の鍵と言われています。」

え?ってことは王様?王子様?すっげーな。

だから破格の値段払ってシャヴァーニに行こうとしてんのか。

だけどそれならば余計に貨物なんて乗せられない。

そういうと、チャンミンは「お気遣いうれしいんですけど、体質的にほかの人と一緒に居られないんで」

と言った。

どういうことだ?それ。

「僕が近くにいるといろいろと支障が出ると思います。なので、貨物室に入れておいてください。

それなりの広さがあれば過ごせますから。」

俺らとは一緒に居たくねーのかな?

俺とロック、スヴェッソンはそれぞれ星系も違う仲間だけど、特に問題なく過ごしている。

ロックには月に一度、狼化という現象がある。その時は口輪を自分でつけて一日、おとなしくしている。

俺は襲われたことは今までない。だから、それを心配してるのかと思ってそれを言ってやると

「そうじゃないんです。僕が貴方がたを傷つけるといけないんで」

まあ、本人がそういうのならとりあえず貨物室をチャンミンの場所として確保して、

そのうえであとは考えるか。

「わかった」というとチャンミンは頭を下げた。

「僕の身体からでる物質は、いろいろと問題があります。」

ん?どういうことだ?

「まずはこれ。ユノさん、手を出して」チャンミンが俺の前に手を出し、そのまま握ってひらくと、

そこには真っ赤なルビーがひとにぎり現れた。

え?手品か?

チャンミンは手をひらいてルビーを俺の手のうえに落とすと俺はその石をあらためた。

やっぱり、ルビーみたいだな。

すげーな。でも、これって別に問題なくないか?

「いえ...問題、あるんです」チャンミンは苦笑した。

「なんでかというと、僕の感情にあわせて出るものが変化するので、意識して出すものはいいんですが、

眠っている時とか無意識の時のモノは保証できないので」

なんかやばいもんでもでるのかな?

とりあえず本人がそういうのなら何とか貨物室を快適な空間にするしかないな。

ルビーを返そうとするとチャンミンは「これは差し上げます。」

というのでありがたくいただくことにした。
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  • あーちゃん
  • URL
Re: タイトルなし

>happy925さま
コメントいつもありがとうございます。
オハナシを書いている人間としましてはこのコメントがなによりもうれしいです。
読んでくれてるなぁ、というありがたい気持ちにいつも私の方が
プレゼントをもらっている気持ちになります。いつもありがとうございます。
読んでもらう以上はいろんなシチュエーションがあるとたのしいかな、と思うので
これからもできうるかぎりいろんなお話を楽しんでもらえるように
私も頑張ります。
チャンミン、きっと大丈夫。けど、ユノが頑張らないとね←

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