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Crimson Saga 3

f8156658.jpgふむ.....ちと面倒くさそうだけど、一応受けることにするかな。

ま、俺には相棒がいる。ロックとスヴェッソンもじっとシム・チャンミンを見ている。

スヴェッソンをちらりとみてシム・チャンミンは「貴方はどこの星系の方ですか?

お見かけしたところ僕のデータベースには存在しないようですが、生体反応はありますね。

単純に興味で聞いてしまって申し訳ありません。」

「うーん、構わないよ。俺はスヴェッソン。セレナ星系だよ。事情によりほぼ体は機械だからね。」

すこし高い声で応じたスヴェッソン。

「そうですか。よろしくお願いいたします。」

おいおい、俺より先に挨拶かよ。

しかし、こいつもしかしたらすげーやつなんじゃねーの。一目見てどこの星系ってわかんのかな。

とりあえず、こいつを送り届けるための出港準備をしねーとな。

俺はロックに連絡をとり、シャヴァーニへの航路確認と必要物資の買いだしを計算していた。

「よし、シム・チャンミンさん。あんたを送り届けるよ。出航は3日後だ。

俺の買い物にちょっと付き合ってもらって、船の整備をして出発する。

最短でこのスケジュールだけど、大丈夫か?」

シム・チャンミンはにっこりと笑って「それで問題ありません。よろしくお願いいたします」

とぺこりと頭を下げた。

「ところで」俺は間合いを詰めた。

「事情を聞かせてくんねーかな。貨物扱いでもいいっていう事情を」

「お聞かせします。それには場所を移動していいですか」

お、俺の威圧に屈しないな、こいつ。なかなかいい根性してる。

けど、おもしろくなりそうだ。

俺はチャンミンを連れて酒場を出た。

柄にもなくうきうきしてるのはなんでだろうな。

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