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Master 18

いい匂いする.....なんだろう。

ふっと目が覚めると台所からその匂いとともにチャンミンが顔を出した。

「おはよ。ごはんできるよ、もうすぐ」

昨日コンビニで買いこんだ朝ご飯だけど、なんかどうしてそれがこんなにおいしそうな匂いなんだろう?

「ちょっと手間かけるだけさ。勝手にキッチン使わせてもらったよ。」

そういうと炊飯器から炊き立てのご飯をよそってくれた。

わ....すげ.....チャンミンなんでもできるんだな。

僕なんてダンスしか誇れるものはないのに、すげーよ。

さて、ごはん食べようか。

向かい合って座るとチャンミンがなんとなくニヤニヤしてる。

「あの、さ。」ちょっと頬を赤らめて話し出すチャンミン。

「俺の歌、そんなに気に入ってくれたの?」

なんだろう?うん、まあ気に入ってるけど。

「アラームなってびっくりした」

あ///うわーーー、恥ずかしい。

「しかもスマホ抱きしめてるとかかわいすぎるんだけど」

見るなって、もう//

僕が顔を覆うとチャンミンは小さな声で「俺だってきのうさんざん恥ずかしいこと言ったから

だからおあいこな」とつぶやいた。

向かい合って照れてる男二人、ってどんな絵柄だよ。

「さぁ、飯食おう。」そういって二人で飯を食った。

飯を食い終わって、町をうろつこう、とどちらからともなく言って

僕らは着替えて町にでかけることにした。

こんだけ長く一緒に居ても会話が尽きない。

ほんとに楽しいし、まだもうちょっと一緒に居たい。そんな風に思う自分がほんと乙女だな、と

思ってしまう。

本屋にいって、洋服を見て、カフェでお茶をしてたときだった。

僕のまえに立つ人影に顔を見上げると、知らない人だった。

いきなりチャンミンの肩を抱き「よう、チャンミン。こんどはこいつなのかよ。

たまには俺とも遊んでくれよ」と急になれなれしく声をかける男がいた。

なんだこいつ。

チャンミンを見ると肩が震えている。

「ちょっとお兄さん、チャンミン嫌がってやしませんか?」そう声をかけて立ち上がると

そいつはにやりと笑って「ほう。彼氏面?もう寝たの?チャンミン、よかっただろ?

でも、独り占めはダメだなぁ。みんなでシェアしねーと、な?」

僕はそれをきいて頭が沸騰するのを感じた。

寝た?どういうことだよ。まさかこいつ、チャンミンと.....そう思ったら体がさきに動いていた。

立ち上がりざまにそいつの胸倉をつかみ

「あんた何言ってんだ?俺を怒らせない方がいいぜ」

そういうとぎり、と締め上げた。そいつの顔色は一瞬にして変わった。

「ユノ!やめて!喧嘩しなくていい!」そうチャンミンの声が僕を制した。

そいつは俺からはなれると首元をなおし、下卑た笑い方をしながら

「そりゃ分がわるいよなぁ。な?俺から逃げられるとおもってるんならそれは間違いってもんだぜ」

そういうとチャンミンの頬を撫でて「またな、チャンミン」と言ってカフェを出て行った。

僕が怒鳴ったせいでみんなの注目をあつめてしまった。

ごめん、とあやまると「ユノが謝ることじゃない。僕がちゃんとしていられなかったからいけない」

そういうと「ごめん、帰るわ」と急に席を立った。

え?どうして、ちょっと待って。

カフェのコーヒーをそのままにチャンミンは店を出て行ってしまった。

僕はカフェオレをぐい、と飲み干すとあわてて追いかけた。

駅に向かう道でやっとチャンミンを捕まえた。

チャンミンはそっぽをむき「ごめん。コーヒーそのままにしてきちゃった」と言った。

そうじゃなくて。泣いてるじゃないか。

僕がそっとハンカチをだすと「だっさ。」といいながらハンカチで涙を拭いていた。

何があったのかはきかなくてもなんとなくわかる。

チャンミンが嫌な思いをしてるっていうのだけはわかった。

「あーいう輩は許せない。成敗してやる」そういうとチャンミンは乾いた笑い声をたて

「僕がいけないんだ。しょうがないんだよ。だから、気にしないで」そういった。

「今日は帰らせて。ごめん」

そういわれたらもう、僕はうなずくしかない。

もうちょっと一緒に居たかったけれど、チャンミンは帰っていった。
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