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Master 1

始まりはtwitterだった。

SNSがどんなものかよくわからない僕はアイコンをお気に入りのクマのぬいぐるみにして

「shiro」ってアイコンではじめた。

大好きなスウィーツやかわいいものをみつけてはポストしていた、いたって普通の

twitter民だった。

可愛いものが好きで何が悪い?って思ってたけれど、実際に話しかけてきてくれる子と会話が

弾んで、少しくだけてくると、大体ひかれる。

「え?男の子なの?」

「女性の心があるわけじゃないの?」

「ネカマ?」

ひどいときはこうだ。

だからtwitterには期待してなかった。

ある日、何気なくスマホを弄っていたらひとりのaccountが目に留まった。

アカウント名は「Master」。

「あ....この人かっこいい」

言葉はちょっとぶっきらぼう。

アイコンは狐のお面だった。

可愛いものは好きだけれど、それでも僕自身がかわいくなりたいわけじゃなくて

ただそのかわいいものを好きなら好きとはっきり言える場所が欲しかったってだけで。

そんな場所が僕にとってのtwitterだったってだけなんだけれど。

そのひとのtweetはちょっといつも心に引っかかっていた。

人の心をえぐるっていうか。正しいことを言ってるっていうか。

たとえば

「真実は存在しない。あるのは解釈だけ。


いくら自分が正しいと思い込んでいても、立場が違ったらまったく別のモノの見方になる。」


とかね。なんか目の前がさぁっと拓けた気がした。


とにかく直球で僕の心に響くtweetをするひとだった。

へぇ。この人のtweet、すきだなぁ。

そんな風に思ったからフォローしておいた。

Masterにはいろんな人がリプライしてる。ひとつひとつに丁寧にリプライを返してるんだけど

たまに「あ?ふざけんなよ」とか「ちげーよ、ばーか」とかちょっと乱暴なリプライもあって

僕はちょっとそのテンポのよい返答をみながらどきどきしていた。

なんだろ、言葉に力があるっていうのかな。やさしくはまったくないんだけど。

毎日毎日、その人のtweetを見るのが楽しみだった。

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