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Tango Noir77


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「大丈夫か?」ユノは僕がいることがわかったのだろうか。

絶妙なタイミングで飛び込んできてくれた。

「大丈夫。ありがとう」

大妃はまだ気を失っている。

結界は解けたようなので僕らは部屋を出て、大妃付きの女官に様子を見るように言った。

入った時は一人だったのに僕とユノが出てきて、女官はびっくりしていた。

「そういえばどこから入ったの?」

これもおかしな質問だと思うけれど、僕は聞かずにはいられなかった。

ユノは笑って「愛の力だ」なんて言っていたけれど、きっといろんなものが見えているからこそ

できる、特別な力なんだろうな。

部屋を出てすぐに、ユノは顔をしかめて剣を構えた。

「やっこさん、消えうせたわけじゃないらしい。面倒だな。仲間を呼んでいる」

ほんとだ。四方に散ったと思われた黒い粒がじわじわと固まりだした。

塊はくるくると回りながらだんだんと寄せ集まり、黒い帯のようなものになっていく。

空が黒く掻き曇り、怨が集まってきた。

さっきみたいにしゅるしゅるとあつまり、僕の姿を模していく。

しばらくすると寸分たがわぬ僕のコピーが出来上がった。

なんで僕なんだよ、と思いながらも僕はユノの腕をつかんだ。

こいつらの狙いはなんだ?何がしたいんだろう。

大妃はきっと怨の力を利用しようとおもっていただろうけれど。

利用されてもなお、メリットがなければ怨は大妃に力を貸したりはしない。

それがわかれば....怨を倒せる。僕はそう思った。
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  • あーちゃん
  • URL
Re: タイトルなし

> happy925 さま
コメントありがとうございます。
イケメンなのは前からですが、常に前進していく
常に進化して新しい姿をみせる二人の感じが
すこしでもでていたらいいなぁ、と思います。
どっちもかっこよく、たくましくなっていくのが
二人の大人になった感じにかぶって感じられたら
嬉しく思います。

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