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MONOCHROME 53

指定されたのは駅前のカフェ。

仕事が終わってからだったから時間はもうすぐ7時。

貴方の店はもう開いてるかな。

そういえば、普段は昼夜逆転してるような生活を送ってるっていってたのに

僕が彼女の病院に行くときはいつも傍にいてくれる。

毎回、僕ではなにも出来ないことを思い知らされるだけだけれど

それでも僕は貴方がいてくれるだけでとても心強い。

携帯が震えて開くとそこには彼女からのメッセージが。

いつもありがとう。なかなかはなせなくてごめんね。

来週、退院することにした。お金は帰ったらかえすね。

退院できるようになってよかったよ。話しておかなきゃいけないことがある。

返信を打って、そのまま電話しようとしたけれど

まだ話せないかもしれないと思いなおして

これからちょっと人に会うから、また夜にメールする。

そう書いて携帯をしまったら、彼が扉から入ってきた。

この人、こんな顔してたっけ....

改めて僕をみつけて嬉しそうに手を振り微笑む彼をぼんやりと見つめた。
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