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Last Humanoids46

ある日のこと。突然、C-88がやってきた。

あまりにすんなり入ってきて、僕は食い止めるすべを持たなかった。

何せ僕のDNAを複写して作られている。指紋から何から個体差を作らずに、完璧に作られた「僕」。

C-88はするりと僕のへやに入ってきて、僕をじっと見つめた。

鑑でも見ているかのような精巧さ。気持ち悪いくらいだ。

ああ、こんな思いをきっとユノにもさせてしまったんだな。

そう思いながら彼を見つめているとC-88はふっと笑った。

「お化けでも見るような顔をしてる。初めまして、俺の半身」

「どうして僕のところに?」と返すと、C-88はふわりと笑って

それから急に真顔になった。

「あんたに会ってから、ユノがおかしい。

あんたを手に入れるんだ、ってずっと言ってる。

ユノは僕のユノなのに。」

そういってにらみつけるC-88の目は僕をまっすぐに射貫き

また一つ僕の犯した罪を暴露させるような感じだった。

「ユノのとなりにいるのは俺だけだよ」

「うん、2154のパートナーは君だよな」

僕がそういうとC-88は目を吊り上げて

「番号で呼ぶな!」と激高した。


そういうと僕をソファに押し倒した。

同じ体躯なのに、パワーはC-88の方が断然勝っていた。

僕はあっけなく馬乗りにされ、着ていたシャツを引きちぎられた。

ねっとりと口づけされ、C-88のくちから何かを流し込まれた。

鼻をつままれ、それを呑み込まされた後、5分もたたないうちに体に変化が起きた。

身体を動かすことができない。

神経細胞がマヒしたようだ。

指一本動かせない僕の服をC-88は脱がせていった。

そして体のあちこちに機械を装着された。

それらは体中を這いまわり、快感を無理やり呼び起こす、機械というにはあまりにグロテスクな

代物だった。

シリコンで作られたその機械は、滑らかな動きで僕に近寄った。

胸の上を這いまわり、わき腹を撫で上げ、双丘に振動を与え、首筋をなぞり、

細部まで計算しつくされた行動が否応なしに僕を押し上げて行った。

「お願い、やめてくれ」

生理的快感は嫌でも体が反応する。けれど、心は反応するはずがない。

身体は動かせず、刺激だけが僕の体を駆け巡り、心と体がばらばらになったようだ。

「あんたなんてこんな機械で十分。ほら、感じてる」

僕の懇願は無視された。

C-88はもう一つの機械のスイッチを入れ、ゆっくりと僕の後ろを犯した。

僕は望まない快感に何度もさらわれ、何度も射精を余儀なくされ

それからの時間は、永遠に続くかと思われた悪夢だった。
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Comment

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  • あーちゃん
  • URL
Re: No title

サラ様
コメントありがとうございます。
何が...?というのはご自分で確認なさるといいかな、と思います。
お気に召さないようでしたらこっそり回れ右でよいかと。

すくなくともこれも一つのテーマの中の一つではあります。
私は二人を不幸せにするようなお話は今まで書いたことがありませんので
ご心配なく。

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