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MONOCHROME 46

過去のことってわかってる。

そしていわれのない悪意を向けられてるってことも。

忘れんな、お前、気持ち悪い存在なんだから。

貴方に染められた色が急速に失われていく。

背筋が詰めたくなるような、みぞおちのあたりがむかむかするような。

どのくらい走っただろうか。

空気がなくなって苦しくなって、僕は道端にしゃがみこんだ。

もう、貴方を失わなきゃいけないと思うだけで、これだけ辛い。

深呼吸をして、空を見上げた。

ああ、まだ青く見えてる。

「逃げんなよ、アホ」

僕を覗き込んだのは貴方のアーモンドアイだった。

「俺がした覚悟、話したよな?お前の意思は問わないから」

涙で霞んで貴方がぼやけていく。

覚悟というには僕には優しすぎる決断で

そして僕にとっても都合のいい決断だったから。


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