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Destiny ground connection 4

「お待たせ」

ユノがさわやかにカルボナーラをトレーにのっけて入ってくる。

食堂はごった返していて、なんとなくざわざわとしている。

なんとなく周りの意識を拾ってみたけれど、特に気になるものもなさそうだ。

僕はユノと並んでギョンスの前に座り、ギョンスが話し出すのを待った。

「今から自分が話すことはあくまでも自分が感じたことなんで、確証はないんですが」

カレーを口に運んで、ギョンスが口を開いた。

「最近寮で起きてる盗難事件が、ちょっと深刻化してきて」

やっぱそうなのか。警察署内だけじゃなくて、寮でも事件が起きてるらしい。

「しかも、それがちょっと....言いずらいんですけど、現金とかスマホだとか

要は金目の物じゃなくて....」言いよどんだギョンスの頭の中にはパンツが浮かんでいた。

え?パンツ?女性の下着とかならまあ、アホな犯罪者のターゲットになるけれど。

こんなむさくるしい警察の寮でパンツ、ってどういうことだ?

「その....俺らの下着がなくなることが増えて。

最初は誰かのいたずらだと思ってたんです。

コインランドリーとかに忘れたのかな、とも思ったし。

けど、どうもそうじゃないみたいで。

特定の人間だけじゃなくて、ごっそりやられた時もあって。

ただ、ずっと犯人は捕まらなくて。

モノがモノだけに、ふざけてるのかと思われるし、きついんですよね。

なんでこんなことが起きてるのか、わからなくて。

署内でものがなくなることも増えてるじゃないですか。

自分たち、どう動けばいいのかって思って。

仲間を疑いたくないですし、知恵をお借りしたいと思って相談しました。」

なんとも滑稽な話で、そして気持ちの悪い話で。なんだろう。

「なくなったのをギョンスが把握してる人って何人いるの?」

僕はギョンスに尋ねた。

「自分を含めて12人、います」ギョンスが答えた。

外からみたら野郎のパンツ12人分。ふざけてるとしか思えないけれど

なにかとんでもない事件のような気がして、僕はとても気になった。


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