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MONOCHROME Afterdark 66

ヘルメットをかぶって、ユノの背中に頬をつけて、しっかりと抱き着いて。

僕らは車の波をすり抜けて海に向かう。

二人でバイクでドライブするのも久しぶりだ。

久しぶりのユノのライダースーツ姿にひそかにときめきながら

僕は潮風を感じて目を景色にやる。

流れていく景色が僕らに迫ってくるようで、僕はちょっとたじろいだ。

海に到着して、バイクを下りてメットを外し、僕らは砂浜をゆっくり歩きだす。

ちょっとだ曇った、青い空が優しく僕らを見つめている。

この場所に来るのは何回目かな。お土産をもらった時のこと、今でも覚えている。

あのカードは寝室に今でも飾ってある。

「なあ、高校の時の友達って、今でも友達ってやつ、いるか?」

ユノに聞かれて僕は頭を振った。

僕は友達を作ろうとしなかったから。

「ん。そうか。でもきっと、クラスの友達とかはいたろ?」

何をいうんだろ、って思って顔を見ていたら

「うまくいえねーけど」とユノはつづけた。

「中学やら高校の友達って、卒業したらいつのまにか疎遠になってて。

別に嫌いなわけじゃないんだけど、特に連絡しなくなって。

ある日急に引っ越しとかしたりして、連絡が取れなくなる。

そうすっと、なんだかその時までちゃんと連絡とらなかった、ってことを

すげー後悔する。

でもさ、相手もきっと「どうしても此奴とは連絡とりたい」と思うやつには

連絡先を教えてるんじゃねーかな。」

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