FC2ブログ

MONOCHROME Afterdark 40

今日は久しぶりに店に顔を出した。

俺の店だが、女性の客がめっちゃ増えた。

これはひとえにチャンミナの飯がうまいから、だろうな。

今日の料理は黒豆と豚の煮物。メキシカンなテイストだ。

たしかにこれならビールに合う料理。

チャンミナは入ってきた俺を見るとふわっと微笑み、けれどすぐに心配そうな顔をする。

「睡眠時間が減りますよ。貴方ここに来たら」

「いいんだよ。俺がお前のそばに居たい」

俺らのやり取りを聞いていた女性客がうっとりとこっちを見ている。

見世物じゃねーぞ。

病院との契約は1年更新。

自分らしく生きるために手に入れた色をそんなことでくすませない。

ユリが俺のことを本当に好きだろうと、俺の色はチャンミナだけ。

アイツのこんぐらがった感情の糸を解きほぐすのはキョウスケの仕事だが

チャンミナの心を染めるのは俺の役割。

毎日一緒に居ても、肩が触れるくらいの距離にいても、同じベッドで朝を迎えても

寂しいと感じるときもあるってのは俺でもわかる。

狭いカウンターのなかで寄り添い、料理を手早くだしていくチャンミナ。

やっぱり俺の場所はここだな。横で客に微笑むチャンミナの顔が心なしか赤かった。

ふと、俺にこの店を譲ってくれた爺さんに逢いにいこうと思い立った。

爺さんはここから3ブロック離れたところに住んでいる。

俺に店を譲って引退してからは、のんびりと過ごしているようだ。

俺はスマホで爺さんに連絡を取った。

ランキングに参加しています。クリックが励みになります。

にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村
関連記事
スポンサーサイト



Comment

Leave a Reply





管理者にだけ表示を許可する