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MONOCHROME Afterdark 39

廊下を出て、俺はキョウスケに言った。

「あいつ、ちっとはいい顔するようになったけど。ストレスの根底にあるものは変わんねーだろうけど

悪くねーんじゃねーの?」

キョウスケは頭を振ってこう答えた。

「今のところはプラシーボ効果、というのですかね。期せずして僕がその役目を負っているようです。」

なるほど。まあ、俺とこいつ、似てるってところを利用してるのか。

「僕としてはこの後、彼女の抱えてるものを一度、すっかり吐き出させようと思ってます。

カウンセリングでもちょっと始めていますが、全部出して、畳んで綺麗にしまうような

そんな方向で考えてます。その時に僕との信頼関係が肝になってきます。

貴方にとって代われれば一番いいんですけどね。」

そんなこと簡単にできるのか。難しくねーか?

なにより、俺がここにいることで感じてるチャンミナのストレスはどーしたらいいんだ?

キョウスケは「そのうちまたチャンミンさんにもお時間いただきます。」というと

ナースステーションに入っていった。

今日はできるだけ早く帰って、チャンミナの傍に居よう。

何もできない自分がキョウスケに踊らされてるようで、ちょっと癪に障る。

PHSに呼び出されて、俺はERへ走って戻った。

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