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天使の記憶  29

テイラーシムにチャンミンが戻ってきた。

俺の夢、というか約束がかなう日が徐々に近づいてきた。

もう、いいだろう。

メルクさんに止められたけど、俺はテイラーシムの扉をたたいた。

いきなり飛び込んでいって、チャンミンはびっくりしたみたいに俺を見ていた。

ああ、覚えてないんだな。

かすかな失望感を抱いた。

俺だけが覚えていて、俺だけがずっと思っていたんだな。

まあ、仕方ない。

店を取り仕切るというのはやっぱり大変そうだ。

少しずつ少しずつ、また距離を縮めていこう。

俺はイチゴのケーキをもってまた店に通うことにした。

3月10日

チャンミンが店にいるというので俺はとうとう、長年の約束を果たす日がやってきた。

チャンミンは相変わらず天使みたいだ。

けれど、残念ながら俺を覚えてなかったみたいだ。

爺さんの話をしても混乱させるだけだろう。

ちょっと悲しかった。けど、俺が一方的に覚えてただけ。そう思ったら

またここから始めればいいか、と思った。

だいたい、チャンミンがどういう生活を送って来たか俺は知らないわけだし。

学校も、大学も全然別の場所できっとすごしてるはず。

俺は連絡先を渡した。大人になった俺たちがまたここから始められればいいな。

近くでみたチャンミンはやっぱりくせ毛でかわいかった。

もう、いい大人になってるんだけどな。

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※年末年始は一年で一番忙しい時期になります。
申し訳ありませんがおハナシはおやすみします。

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Comment

はじめまして

一気に読んでいる自分に驚いていますが、パスワード申請させて下さいませ。

  • あーちゃん
  • URL
Re: はじめまして

> Yunonohokuroさま
はじめまして。コメントありがとうございます。
パスワードはメールにて送らせていただきますね。
宜しくお願いいたします。

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