FC2ブログ

天使の記憶 2

「こんにちわ」

俺が声をかけるとそのこはびくっとしたけれど、俺を見つめて小さな声で

「こんにちわ」と返事を返してきた。

紙とペンを握りしめて、爺さんの後ろに隠れていた。

「これ、チャンミン、ご挨拶なさい」

仕立て屋の爺さんに前に突き出されて「シムチャンミンです」と目を伏せたままま挨拶した。

ちっさくてかわいいな。俺の第一印象はそれだった。

「俺、チョン・ユンホ。よろしくな」手を差し出してみると持っていたペンを左手に持ち替えて

握手をしてきた。

「さ、子供同士工房のところで遊んできてもいいよ」

仕立て屋の爺さんが俺に声をかけてくれた。

俺はやっとここにきて同じ年かさの子、チャンミンと遊べると思って嬉しかった。

「こっち」とチャンミンが手を引いてくれたのは工房のすみだった。

小さな椅子がおいてあり、そのまわりにお絵かき用のスペースができていて、

小さな箱の中に絵がたくさん入っていた。

2がつ12にち
しむちゃんみんはてんしだってじいちゃんがいっていた。

たしかにめがおおきくてちっさくてくりくりしててかわいい。

おれのいえにもしむちゃんみんがいればいいのになとおもった。

「くまさんにすーつをつくってあげるんだ」

しむちゃんみんがいうからおれはちょっとだけつまんなくて

「おれにもつくってよ」といった。

しむちゃんみんは「いいよ。ぼくがおおきくなったらつくってあげる」

といったのでおれはうれしくなった。

*ランキングに参加しております。
よろしければクリックをお願いいたします。
にほんブログ村 BL・GL・TLブログへ
にほんブログ村

人気ブログランキング
関連記事
スポンサーサイト



Comment

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

  • あーちゃん
  • URL
Re: 素敵な出逢い( 〃▽〃)

>hiroさま
コメントありがとうございます。
きっとお話には受け手の数分だけ色があるんだろうなぁ、って思います。
それぞれがリアルの二人から感じるイメージや色。それに書き手の人がくわえる色。
それを読んでくださる方がまた色をつけるのかもしれないなぁ、って思います。
それを感じ取ってくださる読んでくださる方の感性もまた素敵なので
こうやってコメント頂けるのは何よりうれしいです^^
いつもありがとうございます!

Leave a Reply





管理者にだけ表示を許可する