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Destiny 30

チャンミナは俺の肩に手を置くと、耳元で「お疲れ様、交代の時間です」といって俺を外に促した。

あんなことがあっても、防犯カメラには何も映ってない。俺がただ、ホシをにらんでるだけしか

映ってない。

チャンミナは落ち着いてパソコンの前に座った。

「ここの署は美人そろってんな。さっきの奴もいいが、こいつも組み敷いて

ひいひいいわせてーな」

無遠慮な心の声はここまで響いてくる。

するとその瞬間、稲妻のような光がいきなりホシに巻き付き、締め上げ始めた。

触手のようなそれはホシの服の中に入り込んでぎりぎりとどうやら締め上げてるようだった。

急に体を折ってもぞもぞとしだしたホシを取調官は不審な顔で見つめ、

チャンミナもそのまま見つめている。

でも、その目の奥にある光がホシに巻き付いている光と同じ色をしてるのに

俺は気が付いた。

触手が体の中に入り込み、どうやらあっちこっちをぎりぎりと締め付けているようだ。

男は胸をかきむしったりなにかをはぎ取ろうとする恰好をしながら、それでも耐えている。

「なんだよこれ、なんで俺がこんな目にあうんだよ」

追いつめられた男の思考はアホみたいだな、って思った。

お前が心ん中でいろいろ不埒なことを思って、欲求のままに人を襲った報いだろうよ。

それと一緒に「どうですか、自分のやってることを他人にやられる感覚っていうのは」

頭の中に響いてる声はチャンミナのものだ。

室内では不審そうな顔をした検察官が声をかけているが、チャンミナはパソコンの前に座ったまま

動いていない。

俺は信じられないような光景を「感知」していた。

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