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Crimson Saga 68

やっと落ち着いてベッドに座った俺のよこにチャンミンが座った。「あの....覚えてること、話してください、ユノのこともっと知りたい」俺もいままではなんとなく受け入れてきた自分の人生がひっくり返った遺伝子研究所での発表に自分の頭で整理することをすっかり怠けていた。そうだな....俺は物心ついたときにはもうミロードにいた。幼い時は周りに父と母だけしかいなかった。あまり緑の豊かでない砂漠の町だったけれど、父も母も...

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Crimson Saga 67

「座標 x:23 y:142」「ラジャ」「座標 x:72 y:155」「よしっ」「座標 x:130 y:72」「OK」結構しつこいやつらだ。ロックとチャンミンは確実にそいつらを仕留めていく。すげーな。ほんとに王子様なのか?チャンミン射撃すげーな、とほめるとチャンミンは澄まして「ゲームで鍛えてますから」と言った。ゲームか。実践じゃないから肉弾戦には絶対参加させないようにしよう。ひととおり撃ちおとして、そろそろハイパードライブの...

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Chocolate Game 18

ユンホさんのゲームはあっという間にアプリストアでトップダウンロードゲームになった。おしゃれできれいでかわいい、と女の子からの人気が高い、ということらしい。僕は予想通りでうれしい反面、ユンホさんが遠くに行ってしまうような気がした。それとともに学生にしてゲーム会社の社長という肩書を取り上げられ、インタビューされることになった。さすがだよね、ユンホさん。小さくだけれど、ゲーム誌の一角に記事も載った。「若...

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Chocolate Game 17

僕のスマホにはユンホさんの作った新作ゲーム。すっかり頭が沸騰してしまった僕はスマホを抱きしめたまま動けなくなってしまった。とりあえず、このゲームをしよう。僕はそのままユンホさんの部屋でゲームを開いた。ゲームそのものはシンプルで、どんどんステージクリアをしていってでも本当に画像が綺麗だ。チョコレートビジューの綺麗さと怪盗のしなやかな動きがものすごく滑らかで。これはきっと女子受けするんじゃないかな、っ...

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Crimson Saga 66

パスポートを受け取り、船着き場へいそいだ。宇宙エアポートへ向かう人のなかにちょこちょこ銀河連合軍の兵士が目立つようになってくる。これはなんか嫌な感じだな。出航できるかな。「ええっと、わたくしも出航できるんですよね?」テプンが不安そうに尋ねた。もちろん、そのつもりだけれど。一応ロボットは使役目的を登録しなきゃいけないんだっけ。まあ、通訳ロボットと記入するときっといろいろまずそうだ。チェックも入ってる...

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Chocolate Game 16

ユンホさんはそのまま僕を抱きしめた。「ごめん。我慢できなくてキスした」ええっと.......我慢できなくって...って。「好きな気持ちって溢れちゃうよね。俺、ずっとチャンミナとこうしたい、って下心がずっとあったよ」突然の告白に僕はびっくりしまくりで。「どうして...ユンホさん、僕なんか...」「僕なんか、じゃない。チャンミナと話してると楽しいし、可愛いし、なにより毎日一緒に居たいってそう思っちゃう」だから、新しい...

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Crimson Saga 65

パスポートクイック発行の店に駆け込んで、4人分のパスポートを取得した。チャンミンは名前をチャンスニに替えて登録したんだけど、やっぱり写真を取ったら誰よりも綺麗で困ったもんだ。けど、本人はそんなことを気にする風でもなく、「僕はいつまでこの格好でないといけないんですか?歩きにくいし頭はなんか気になるし、女の人ってたいへんだなあ」なんてのんきなことを言ってる。この状況下でも生きる気力がわいてるっていうの...

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Chocolate Game 15

ご飯を食べ終わって、デザートに苺を出してあげた。苺のヘタを切って、練乳をかけただけなのに、ユンホさんは感激してくれた。「俺さ、こういう甘いの大好きなんだけど、なかなか付き合って食べてくれる人いないんだよね」歴代の彼女はそういうのすきじゃないのか、って突っ込みたくなったけれど、僕は言った。「すきってひとそれぞれですからね。でも、一緒に食べてくれないのは寂しいですよね」そういうとユンホさんはフォークに...

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Crimson Saga 64

もちろん、無事に帰れるなんて思ってないけれど、帰りは行き以上にハードな道のりだった。念のため、と思ってガレージパークによって、いくつか武器を仕入れたのだけれどそれをフルコースで使うくらいの量の敵が束になってかかってきた。まあこういうときに役に立つのがロックだ。普段ロックは物静かでほとんどしゃべらないようなタイプだけれど、戦闘になるといきなりその能力を発揮する。ちょろちょろ走り回って銃をぶっ放すスヴ...

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Chocolate Game 14

海から戻ったらもう大分暗くなった。「なんか飯でも食う?」そう言われて離れがたかった僕は「おなかすきましたね。そうしましょう」っていうのが精いっぱいだった。ユンホさんはぱぁ、っと音がしたような笑顔を浮かべて「よかった、俺もうちょっとチャンミンと一緒に居たいなと思ってたんだ」このひとほんとに真っ赤にするようなことばっかり言うよな。でも、まだご飯食べる時間には若干早い。時間がちょっと微妙だ。今食べるとま...